ファーマーズ・マーケットのパフォーマーたち

ファーマーズ・マーケットのパフォーマーたち

ファーマーズ・マーケットでは、新鮮なオーガニックの野菜・果物や、アーティストの作品などを買う楽しみもありますが、マーケットの場に行くこと自体にも、色々な楽しみがあります。

その一つが、音楽のパフォーマンスです。

ストリートミュージシャンや、子どもたちが、お小遣い稼ぎにパフォーマンスをしています。

マリンバ・バンド

その中でも「本格的」なのが、このマリンバ・バンドです。

マリンバというのは、すごく単純に言えば、木琴(もっきん)です。

もとはアフリカで始まった楽器だそうで、このバンドでもアフリカ式の作り方で、楽器から手作りしています。

毎週あるわけではないですが、夏の時期は、ファーマーズ・マーケットのある土曜日に、1日に2回くらい演奏しています。

 

https://youtu.be/O_dYNfbX7IA

ちなみに、真ん中で演奏している、黒っぽい帽子を被った女性が、前回ご紹介したフェルト作家、アキくんのパートナーで、おむすび屋さんのアッコちゃんです。

アッコちゃんは、おむすび屋さんの店頭(?)には立っていませんが、ソルトスプリング島のダウンタウンにある、Natureworksという自然食品店(health food store、でしたね(^_-)-☆)で働いているので、お店に行ったら会えるかも知れません。

ちなみに、Natureworksのお店のページはこちらです。あまり情報がありませんが、地元の人なら誰でも知っているし、街のど真ん中にあるので、宣伝する必要があまりないのかも知れません。

下の動画では、演奏の様子だけでなく、周りで見ている人の様子もご紹介しています。

カバー(サムネイル)に映っている2人の日本人は、私の友人です。島に住んでいる男性と、島を訪れた女性の友人です。

この男性は、とっても変わった、面白い人なので、また別の機会にご紹介しますね。

(ちなみに、水泳のゴーグルをつけています。なぜかというと、花粉症で目が痒くてたまらないからだそうです(^0^;)

https://www.youtube.com/watch?v=SkAiyrxbfhg&feature=youtu.be

あと、実はこの日本人女性の友人は、マリンバの専門家です!

私と同じ、女子学院という東京の「進学校」から、東京芸大に進んでマリンバを専攻し、アメリカの大学院に進んだという、おもしろい(?)経歴の持ち主です。

ニューヨークのメトロポリタンオペラやら、ジュリアード音楽院やらがある、アメリカのクラシック音楽のメッカ、リンカーンセンターにある、「リンカーンセンター室内楽協会」という名門の室内楽グループに、初めての打楽器奏者として採用された、なんだかスゴイ人です。

演奏活動を続けながら、マサチューセッツ大学の准教授として、学生にパーカッションを教えています。

その友人、片岡綾乃ちゃんのホームページはこちらです。ほとんど英語ですが、プロフィール(bio)だけは日本語版もあるみたいです。

ともあれ、ソルトスプリング島には、音楽やダンスを楽しむ機会がたくさんあります。

これからも、いろいろとご紹介しますね!

ちょっとだけ、英語

水泳のゴーグル 
goggles [gɑ́glz]
「ゴーーーグル」と伸ばさずに、「ガガル」(笑)っていう感じになります。

打楽器
percussion [pɚkʌ́ʃn]
日本語でも「パーカッション」ということがあります。

ちなみに、-cuss– というのは、「揺さぶる」という意味があります。

そこから、percussion「揺さぶるもの→打つもの→打楽器」になりました。

discussion(議論)[diskʌ́ʃn]という言葉も、同じ語源です。何となく「話して考えが揺さぶられる」感じがしませんか?

もう一つ、「脳しんとう」という単語も、-cuss- が入っています。concussion [cənkʌ́ʃn]と言います。これも、「脳が揺さぶられる」のですから、まさにその通りですよね!

ストリートミュージシャン
「路上でパフォーマンスする」という意味の動詞は、busk [bʌsk] です。

演奏者のことは busker [bʌskɚ] と言います。これも、動詞+er で、「〜する人」となるパターンですね。

プロフィール(経歴)
bio [bɑ́iou]

biography [bɑiɑ́:grəfi] という、長い言葉を略しています。

ちなみに、biography [bɑiɑ́:grəfi]には、伝記という意味もあります。

もともと、bio- には、biology(生物学)[baiɑ́lədʒi]という単語にみられるように、「生命」という意味があります。

そして、-graphy というのは、「書いたもの」というような意味があります。

なので、その人(生命)について書いたもの、という意味から、経歴とか、伝記という意味になりました。

もう少し連想ゲームを続けると…

biography(伝記)に、auto-(自分の)[ɔ̀ːtə]という意味のパーツをつけると、autobiography [ɔ̀ːtəbaiɑ́grəfi](自伝)という意味になります。

有名人にもらう「サイン」は、autograph [ɔ̀ːtəgrǽf] と言います。これも、auto– [ɔ̀ːtə](その人本人が書いた)、- graph [grǽf](書いたもの)という意味から成り立っています。

ちなみに、書類の最後に署名することは、sign [sɑ́in] と言いますが、これは動詞です。

日本語の「サイン」は名詞ですね。動詞の signを名詞にすると、signature [sɪ́gnətʃɚ] となります。

ですので、「あなたの署名をこちらに(お願いします」と言うときには

Please sign here.  とするか

Your signature here, please. となります。

“your sign”ということは、文法上あり得ないので、気をつけてくださいね(^_-)-☆

(your というのは、「アナタの」という意味なので、次に来る単語は、名詞しかあり得ないからです。そして、signは動詞だからです)